ガイドがお客様の安全を確保できる人数比(ガイド対顧客)をガイドレシオといいます。
(社)日本山岳ガイド協会は、ルートの難易度によりガイドレシオを設定しており、それに基づいて定員を決めています。

無積雪期
登山道難路 ガイド対ゲスト比1:5
岩場等足場が不安定で一般登山者には転滑落の危険性が高いと認識されている、または部分的にロープ等による確保等が必要なコース。

登攀1級  ガイド対ゲスト比1:3
岩場、岩稜、沢、雪渓等が連続し、通過が困難でロープを結び合っての行動や部分的にロープによる確保や懸垂下降等が必要なルート。

積雪期
簡単な山スキールート ガイド対ゲスト比1:7
ゲレンデや、道路から1~2時間程度で滑走開始できる山スキールート。

一般ルート ガイド対ゲスト比1:5
無積雪期の登山道に沿ったルート。アイゼンを使用しない山岳エリアでの山スキールート。

一般ルート(上級) ガイド対ゲスト比1:3
岩場、岩稜、氷雪壁、雪稜等主に隔時登攀と同時登攀によるルート。
ロープを使用した登攀を伴う山スキールート。

登攀ルート(季節を問わず)
岩壁、岩稜、氷雪壁、雪稜、氷壁、沢登り等、主にスタカットクライミングによるルート。
登山難路、容易な登攀ルート(ルートグレード1-2級)ガイド対ゲスト比1:3
やや困難、困難、極めて困難な登攀ルート(ルートグレード3-4-5級)ガイド対ゲスト比1:2

*参考:(社)日本山岳ガイド゙協会「ガイド対顧客人数比の目安」より抜粋