Q&A よくあるご質問

Q. 夏山経験はありますが、雪山やバックカントリーは全く初めてで道具もありませんが、大丈夫でしょうか?

日程が限られておりますが、バックカントリーを始める方向きの講習「パウダーガイド」に参加してみてください。
ビーコンや装備の使い方、雪山での基本的な行動の仕方を講習しながら、楽しく滑走もできる内容となっております。
日程が合わない場合、個人ガイドにて各個人やグループのレベルに合わせた、簡単な山行の中に講習も組み合わせて開催可能です。
少しでもバックカントリーの経験やビーコンの基本的な使い方をご存じの方は、ワンデイツアーにご参加ください。ツアー中積極的にガイドに質問し不明点は何でも聞いてください。
装備は最低限、靴、ウェアなど身につけるものを準備してください。
ビーコンプローブショベル、山スキー、スノーシュー、バックパック、ストック、アイゼン、ピッケル等はレンタルがあります。

Q. クライミングは未経験でボルダリングジムにも行ったことありませんが、小川山クライミングスクールに参加可能ですか?

まったく大丈夫です。クライミングジムを含めて未経験でも、初心者から上級者まで楽しめる岩場が沢山ある小川山は、みなさんを受け入れてくれます。最低限必要な、クライミングシューズやハーネスはレンタルも可能です。

Q. 北岳バットレスや、穂高剣のかんたんなバリエーションルートに行きたいのですが、どのような準備が必要ですか。

 夏の登山縦走からステップアップし、夏のバリエーションルートの入門である北岳バットレスや前穂北尾根、槍ヶ岳北鎌尾根、剣岳チンネと言ったルートを目指す方が多くいらっしゃいます。クライミングが全く未経験であれば、一度以上小川山のクライミングスクールにご参加ください。リードアンドフォローの仕組みや、ビレイの仕方、懸垂下降と言った基本的な技術を学んでいただければ、日本のバリエーションルートにチャレンジ可能です。そしていつかは海外のバリエーションルートを目指しましょう!

Q. 夏のヨーロッパアルプスでお勧めの山はどこですか?

ヨーロッパアルプスでは、歴史のある数々の名峰があります。
 
スイス・マッターホルン(4478m)
ヘルンリヒュッテから1200mの登り。級の岩場が続く。
岩の経験と体力とともにアイゼンワークの経験が必要。
体力に自身のある方はイタリア側のリオン稜もおすすめ。
 
フランス・モンブラン(4810m)
ヨーロッパアルプス最高峰。グーテ小屋より山頂まで約4時間。
基本的なアイゼンワークと高所で行動できる体力が必要。
夏はグーテ小屋の予約が取りづらく、体力に自身のある方はコスミック小屋からの3山縦走コースもおすすめ。
 
スイス・アイガー(3970m)
ミッテルレギ小屋よりⅡ~Ⅳ級の岩場が連続する。頂上稜線は左右に切れ落ちたナイフリッジを通過する。岩の経験と体力が必要。
 
スイス・モンテローザ(4634m)
ヨーロッパアルプス第2の高峰。モンテローザ氷河をつめ、頂上に連なるリッジへ。
アイゼンワークと高所で長時間行動できる体力が必要。
4千メートルまでヘリで上がる楽々作戦もあります。
 
スイス・ドム(4545m)
スイス国内の最高峰。ドムヒュッテより頂上につきあげる雪稜をたどって山頂へ。
アイゼンの技術と体力が必要。
 
スイス・ブライトホルン(4164m)
ノーマルルートはロープウェイを使い楽に登れる4千メートル峰。
ハーフトラバースルートより頂上を目指すと岩稜の岩登りが楽しめる。
 
イタリア・チマグランデ(2999m)
Ⅱ~Ⅲ級の簡単な岩登りで登れる素晴らしいピークです。

イタリア・マルモラーダ(3343m)
ドロミテ山群最高峰。氷河をたどり、ビアフェラータの設置されている岩稜で山頂に立てます。

Q. マッターホルンに登るためのトレーニング方法を教えてください。

積雪・残雪期の富士山に登り、高度に慣れる。また、長時間行動できる体力を養う。
フリークライミングをして、岩に慣れ登りや下りの技術を磨く。
アイゼンワークに慣れる。アイゼンを履いた岩登りやアイスクライミングが有効です。
日本では、北岳バットレス、一ノ倉沢南陵、剣岳チンネ等を経験するとイメージが湧きやすいです。
また現地で最初にブライトホルンハーフトラバースや、コスミック稜と言った岩と雪のミックスしたルートを登るといいでしょう。

Q. オートルートを目指したいのですが?

フランス/スイス オートルート
シャモニー、ヴェルビエ、ツエルマットを横断するオートルートは多くの山スキーヤー憧れのルートとなっております。各エリアには多くのスキーに適した山があります。シャモニーツエルマットのオートルートを完全制覇するには10日間程度山中での行動が必要なので、ルートを一部ショートカット、ヘリコプターでのアプローチを使い時間短縮も可能です。
ヨーロッパアルプス全般に日本と大きく違う点は、氷河上での行動となるため、登り滑りとも硬い雪面が多い。移動距離が長くスキーを外すとクレバス落下のリスクが有るため、硬い雪面でも極力アイゼンに履き替えず、スキークランポンで長時間トラバース登りが多い。よって板のチョイスもウェスト90m以下で軽く短めがおすすめです。

Q.  オートルート以外のおすすめのヨーロッパスキーエリアは?

フランス・モンブラン(4810m)
3末から4月がベストシーズン。エギューデミディ中間駅からグランミュレ小屋に宿泊し、翌日深夜に出発。バロー小屋を経由し、モンブラン山頂を目指します。ドロップポイントはコンディションにより判断します。
 
その他、ノルウェー・ロフォーテン諸島、イタリア・ドロミテマルモラーダ周辺、フランス・ラグラーブ、イタリア・クールマイヨール/チェルビニア/アラーニャ、オーストリア・アールベルク他、魅力的エリアが多数あります。フランスでは禁止のヘリスキーもスイス、イタリアでは盛んに行われています。

Q. 「山岳ガイド」の資格とは?

日本の山岳ガイド上部団体として、日本山岳ガイド協会があります。
日本山岳ガイド協会は国際山岳連盟(UIAGM)に加盟している、国際山岳ガイドを認定できる日本で唯一の機関です。
山岳ガイドの養成や、山岳ガイドとして必要な知識と経験を有し基準に適合する者の認定等を行っています。
日本山岳ガイド協会認定の山岳ガイドは、所定の講習を受講して検定試験に合格した者です。
更に認定取得後も資格更新の研修があり、一定期間内に上位の資格検定を受検しないと失効します。
また、ガイド資格には種類があり(自然ガイド・登山ガイド・山岳ガイド・山岳スキーガイド・国際山岳ガイド)仕事ができる山域も限定されています。
*日本の山岳ガイドは国家資格ではないため、日本山岳ガイド協会の認定を受けないガイドもいます。

Q. 海外の山でガイドできるのは「国際山岳ガイド」だけですか?

国際山岳ガイド連盟(IFMGA)に加盟している国の山でガイド行為を許可されているのは、IFMGAが認定した国際山岳ガイドの資格を持つガイドです。
 
その国の法律に反しない範囲で、すべての山岳ガイドの行為ができます。
加盟国(2009年3月現在 23カ国・地域)
アルゼンチン・ボリビア・カナダ・ドイツ・スイス・フランス・イギリス ・ギリシャ・イタリア・イタリア(アオスタ)・イタリア(サウス チロル)・日本・ニュージーランド・ノルウェー・オーストリア・ペルー・ポーランド・スイス・スロベニア・スロバキア・スウェーデン・チェコ・アメリカ
*国際山岳連盟(UIAGM)については日本山岳ガイド協会のHPへで詳しくご説明しております。
申請国
・チリ・エクアドル・ネパール

Q. 募集人数はどうやって決めるの?

ガイドがお客様の安全を確保できる人数比(ガイド対顧客)をガイドレシオといいます。
()日本山岳ガイド協会は、ルートの難易度によりガイドレシオを設定しており、それに基づいて定員を決めています。
 
無積雪期
登山道難路 ガイド対ゲスト比1:5
岩場等足場が不安定で一般登山者には転滑落の危険性が高いと認識されている、または部分的にロープ等による確保等が必要なコース。
 
登攀1級  ガイド対ゲスト比1:3
岩場、岩稜、沢、雪渓等が連続し、通過が困難でロープを結び合っての行動や部分的にロープによる確保や懸垂下降等が必要なルート。
 
 
積雪期
簡単な山スキールート ガイド対ゲスト比17
ゲレンデや、道路から12時間程度で滑走開始できる山スキールート。
 
一般ルート ガイド対ゲスト比1:5
 無積雪期の登山道に沿ったルート。アイゼンを使用しない山岳エリアでの山スキールート。
 
一般ルート(上級) ガイド対ゲスト比1:3
岩場、岩稜、氷雪壁、雪稜等主に隔時登攀と同時登攀によるルート。
ロープを使用した登攀を伴う山スキールート。
 
登攀ルート(季節を問わず)
岩壁、岩稜、氷雪壁、雪稜、氷壁、沢登り等、主にスタカットクライミングによるルート。
登山難路、容易な登攀ルート(ルートグレード1-2級)ガイド対ゲスト比1:3
やや困難、困難、極めて困難な登攀ルート(ルートグレード3-4-5級)ガイド対ゲスト比1:2
 
*参考:()日本山岳ガイド゙協会「ガイド対顧客人数比の目安」より抜粋